高齢者に優しい家はどんな家?

高齢夫婦

安全性が第一

この数年でバリアフリーの物件がどんどん増えていますが、高齢者が生活するのであれば、やはりバリアフリーのように高齢者に優しい家を探すべきです。
家の中に少しでも段差があると、こうした他者につまずいてしまい転倒によって怪我をしてしまう懸念があります。
またお風呂場やお手洗いなど、それぞれのスペースを移動する際にもバリアフリーであれば何かと安心することができるでしょう。

高齢者の場合には、自分でお料理をしていても火をかけている事を忘れてしまったりすることもありますので、できればオール電化になっている家やその他にもキッチンやお風呂場など自動給湯システムやIHパネルヒーターなどを使用している家が良いと言えます。
お年寄りは体を冷やしてしまうとすぐに体調が悪くなってしまうこともあるため、断熱性に優れていて隙間風などが入らない家や必要以上に窓のない家を選ぶことも重要になります。
沢山の窓があると日当たりがよく家の中が明るい環境になりますが、その分冬になると寒さを感じやすくなるため、このような部分にもしっかり注目して家選びをしましょう。
もちろん二階建ての家などは避けるようにしてできるだけ平屋で生活することも大切です。

病院やスーパーが近い事

高齢者が何かと病院に通う事も増えてくるので、周辺に診療所やクリニックなどがあるかどうかも事前に確認してから家選びをしましょう。
またお買い物に出かける際にも遠出をする必要はないように、近くにスーパーや八百屋さんなどがあるような環境が望ましいでしょう。

このほか、高齢者同士がコミュニケーションをとるための公園が近くにあることや、お散歩をするにも安全な場所ということが大きなポイントになってきます。
商店街などが近くにあると高齢者が気晴らしにお買い物に出かけたりするにもお散歩代わりになり、とても良い環境といえるのではないでしょうか。
さらに欲を言えば小さくても良いのでお庭のある家を探すことで、庭で自分の好きな植物や野菜などを育てながらプライベートな時間を充実させることができます。
バリアフリーであることはもちろん最低限必要な条件になりますが、その他にも高齢者の方々が生活しやすい家を選ぶためには、やはり周辺環境の重要になってくるため、ご本人の意見を聞きながらどんな家が良いのかを決めるようにしましょう。

お手洗い等に関しても温式便座が設置されていることやウォシュレットが設置されていることも気にしたいポイントです。
もちろん、集合住宅などで生活する際には階段での上り下りは非常に危険ですので、エレベーターが設置されていることや1階を選ぶことなどが高齢者の方の安全を守ることにつながります。