待機児童が多く、保育園に入れたくても入れられないと悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか。東京都の保育士の求人を見てもいまだ保育士不足が改善されていない状態です。そんな中で、保育園や託児所併設マンションが増えてきていますので実情をご紹介いたします。
託児所(保育所)付きのマンションとは
保育園や幼稚園など認可保育所がマンションに併設されていることを指します。 マンションに住む家庭からすれば近くて便利ですし、事故やトラブルにあうリスクも減るので安心して預けられるため、小さなお子さんがいる家庭には人気な物件です。 託児所や保育所付きマンションのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 保育園や託児所までの送迎がほぼ0メートル。
- 近くにいられるので、預けているときでも安心できる。
- 託児所の場合、急用でも一時的に預けることが可能な場合がある。
- 併設されていることで共用ルームやキッズスペースなどは解放される場合がある。
デメリット
人気のある設備ですが、託児所付きマンションにはまだまだ課題があるようです。
- 保育所の定員オーバーで入園が難しい場合がある。
- 子供の泣き声や騒ぎ声がうるさく感じる施設がある。
- 認可外保育の場合、教育の質や対応が低い場合がある。
託児所付きマンションがなかなか増えない理由
託児所付きマンションでは、近くて安心というところがありますが、待機児童が多い地域では、マンションに住むから住人から優先的に入れるというわけではないようです。 認可保育の場合、同じ地域に住む家庭にも同様に入園審査があります。 そのため、マンションに併設されていたとしても、審査に落ちてしまえば通うえないという問題が出てきます。最大のメリットが最悪の結末になってしまうことを考えると、実際に入居するというところまで踏み出せないのでしょう。託児所付きマンションは人気があるのに一向に増えない原因は、そこにあります。
認可保育の審査に受かるコツ
入園予定から1年前から準備は必要です。見学できるのは6月ごろからが多いので、事前に目星をつけてスケジューリングしておきましょう。 申請書類を書く前に、自治体の資料をくまなくチェックするのがコツです。 保育を利用する際の書類にはポイント分けされている場合があります。市町村で異なる場合がありますので、加点される項目があれば事前に準備しておきましょう。 例えば、共働きでない場合は減点されてしまう可能性がありますので、産後そのまま仕事に復帰していない状態でしたら、準備期間のうちに仕事に復帰しておくことが加点につながります。小さな積み重ねで、審査にも通りやすくなる可能性がありますので、託児所併設マンションの購入を検討している方はぜひお試しください。